65歳以上が要介護になる原因の第3位は【高齢による衰弱】
筋肉を使う運動で得られる効果
筋肉の機能や骨密度を高め、転倒や骨折の危険性の低下、ロコモやフレイルの予防をするが可能です。
これは、身体的・心理的な健康状態の維持・向上、および、生活の質を向上(Quality of Life:QOL)させ、自立した生活を延伸することに繋がります。
40歳代・50歳代のうちからできることに、早い段階で取り組むことが大切です。
40歳代以降、筋力は低下していきます。
最初はわずかに低下していくだけですが、年齢を重ねるにつれて低下のスピードは早くなります。
からだの中でも、特に筋力が低下しやすい部分は下半身です。
普段の歩きや階段昇降で、「筋肉が疲れやすい」「息が切れる」「力が入りにくい」という自覚症状が出てくるかもしれません。
このような症状を感じてからでも対処・改善することはできますが、症状を感じる前から身体のコンディションを整えてトレーニングすることが“健康寿命”を伸ばす上でとても大切になります。
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ロコモとは?
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ロコモとは、ロコモティブシンドロームの略で、骨・関節・筋肉などの運動器に問題が生じ、『立つ』・『歩く』といった自分一人で移動することに何かしらの支障が起きている状態のことです。「片脚立ちができない」や「家の中でもつまずく」などの症状はロコモの可能性があ り、将来的に介護の可能性が高くなることが予想されます。
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フレイルとは?
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フレイルとは、加齢に伴って身体機能や予備能力が低下した状態であり、健康な状態と要介護となる状態の間に位置しています。そのため、フレイルの状態であれば、早期に適切な介入を行い、栄養状態の改善や運動を行うことで、再び健康な高齢者の状態に戻ることができます。
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健康寿命とは?
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健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことをいい、男性72.14歳、女性74.79歳となっています。
平均寿命は男性80.98歳、女性87.14歳であるため、平均寿命と健康寿命の差は日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味しています。
※厚生労働省HPより引用